弁護士・社会保険労務士紹介

乕田 喜代隆 Kiyotaka Torada

弁護士

乕田 喜代隆Kiyotaka Torada

経営革新等支援機関(2012年 経済産業省認定)

中小企業支援から、市民相談まで。人に寄りそう法律家を目指しています。

メッセージ

企業経営の視点を大切に

「中小企業家同友会」に加入し、中小企業の置かれている環境の厳しさや経営者と交流できたことは、私の弁護士活動に大きな影響を与えました。法律論だけでなく、企業経営の全般に目をむけた広い視点から見ることの大切さを学べたのは、今の私にとって何よりの財産です。もちろん、法律を無視すると言うことではありません。事業であるから利益を出さなければなりませんが、「誠実な経営とは何か」「法を守らずに誠実な経営といえるか」という問題意識で、多くの相談にお応えしています。

スムーズな経営を叶えるために

両者がともに発展する内容で、さらに問題が生じた時には損失を抑えることが求められる「契約問題」をはじめ、「不公正取引の是正」「物まね商法など知的財産法」「不正競争防止法」など、中小企業が直面する問題に積極的に取り組んでいます。また、中小企業の事業承継等は経営だけでなく経営者の相続など幅広い検討が必要です。労務問題でも、「よい経営者とはなにか」というスタンスで共に解決策を見つけるお手伝いをしています。

身近な相談もお任せください

一方で、市民の身近な相談にも力を入れています。民法連続講座を行ってきた中でリーガルマインドを磨き、まず相談してもらい、一緒に考えていくことを大事にしてきました。さらにPTAや福祉法人にも関わってきたことから、保育教育問題にも関心が深く、人間に対する洞察をもとに、離婚、相続等の家事事件の相談をしています。このような中、債権回収、倒産、労働問題や製造物責任などの事業関連だけでなく、民法、学校事故など幅広い講演活動もしています。

市民に密着した分野にも積極的です

借地借家問題や税金、金融など、市民に密着した分野にも広く関わりを持ってきました。大阪国税局がニセ税理士から接待を受け脱税指南をしていた事件をきっかけに発足した「税金オンブズマン(納税者、弁護士、税理士らが税務行政を監視し税務職員の汚職や不当不正な税務行政をただす)」に参加し、税金問題に深く関与。またバブル崩壊後、総務省の通達で固定資産税評価額が4倍になったことに対し、固定資産税国家賠償請求訴訟の弁護団にも参加しました。公団住宅家賃値上げの裁判では借地借家法の勉強をし、借地借家法の共著を出版。さらにその知識と経験を活かす形で、阪神淡路大震災における借地借家の相談活動も取り組んできました。

痛みの分かる法律家を目指して

さまざまな役職を務める中で、事業のあり方、リスク管理、コンプライアンスなどの経営だけでなく、依頼者・相談者の本当の声を通して市民、消費者の視点についても学んできました。「法律家として、本当にできる手助けとは何か」「人に寄りそい、痛みを共有できているか」。そんなことを問い続けられる法律家でありたいと、強く願っています。

経歴

  • 1945年

    大阪府生まれ

  • 1970年

    大阪市立大学卒業

  • 1978年

    司法試験合格(33期)

  • 1981年

    大阪弁護士会登録

主な所属団体

  • 大阪府中小企業家同友会
  • 青年法律家協会
  • 民主法律協会
  • 自由法曹団
  • 税金オンブズマン
  • 株式会社ヤギ社外監査役
  • 生活協同組合おおさかパルコープ理事長
  • 関西同友会事業協同組合理事 他

主要取扱業務

中小企業経営相談をはじめ、広く民事、家事事件関係を担当。常に市民に身近な法律家としての幅広さを大事にしています。またリーガルマインドを磨き、人に寄りそい、依頼者とともに解決するスペシャリストでありたいと願っています。

講演のタイトル・著書

  • 【著作】
  • 「借地借家法のやさしい手引き」(共著)

  • 「怖くない新借地借家法」(共著)

  • 「正当理由について」「借地優先賃借権」(震災救済法研究会編・震災と借地借家の法律相談執筆分担)

  • 「罹災借家人が敷地優先権を行使できないのはどのような場合か」 (裁判実務体系28 震災関係訴訟法執筆分担)

  • 【講演-企業経営】
  • どう使う新会社法

  • 新会社法のポイント

  • 中小企業法務とは

  • 事業継承と相続

  • 「中小企業と弁護士」パートナーとしてつきあう

  • 生協のガバナンスと学識理事監事の役割

  • ガバナンス 私たちに求められるもの

  • 生協の取り組むべきコンプライアンス経営人を中心に

  • 【講演-債権管理等】
  • リスクとは 商取引、製造物責任をテーマに

  • 経営者はどうすべきか 会社の危機を迎えて

  • クレーム対応

  • 破産にまつわる話

  • 倒産回避、再建の法律と実務

  • 大阪府中小企業家同友会 同友会大学「債権管理・債権回収」

  • 【講演-製造物責任】
  • 製造物責任法 中小企業の対応策を考える(菓子業界を中心に)

  • 安全に対するコストを惜しんではならない ―製造物責任法―

  • 【講演-知的財産等】
  • 不正競争防止法 形態模倣行為

  • 知的財産権のイロハ

  • 個人情報保護法について あなたの会社の情報管理は

  • 【講演-労働問題】
  • 有期雇用を巡る問題

  • 労働基準法でどう変わる

  • 【講演-学校事故】
  • 学校事故 ―児童の安全確保をどうすべきか

  • 学校をめぐる事故の法律問題 教職員が考えるべきこと

  • 学校と保護者の関係を考える

  • 「体罰事例から学ぶ 学校の信頼つくり」

  • 学校災害の事例から学ぶ

  • 虐待を考える

  • 【講演-法律の基礎】
  • 民法講座(青年税理士会 婦人税理士会)

  • 法律って何 法律の知識常識教えます

  • 経営者の法律知識

  • 経営者が知っているべき相続に関する法律

  • 【講演-その他】
  • 法律よもやま話

  • あなたもパートナーも輝いていますか 弁護士から見た男女不平等